今回は、フランス語能力試験DELF B1/B2の口頭試験対策として役に立つ言い回しを載せていきたいと思います。
DELF B1/B2の口頭試験は、限られた時間でフランス語を話せることを示していかないといけないので、きちんとした対策が欠かせません。日本語でも系統立てて発表するときは準備が必要になりますが、フランス語でも同様で、準備をせずにその場しのぎの回答をしていると残念ながら合格には結びつきません。
限られた時間でより多くの語彙や表現を使い、知識があることを示しながら受け答えをしていくという試験なので、しっかりと準備していくことが試験攻略の鍵となります。
目次
口頭試験の内容
口頭試験は提示されたテーマを要約し、自分の意見を述べ、質疑応答とともに試験官と議論するというものです。
ヨーロッパの試験会場では、机に並べられた封筒を2通選び、そこに入っている小論文のテーマのどちらかを選び、別室で30分間話す内容をまとめた後、試験開始という流れです。
試験内容についてはこちらの記事にまとめているので、読んでみてください↓
別記事にも試験の流れは記載しておきますが、口頭試験の攻略方法をもっと具体的に調べておきたいという方は、以下のDELF B1/B2の口頭試験対策本がおすすめです。
特にスピーキングについて書いてあるので、スピーキングは不安な人は読み込んでおくと安心すると思います。
答え方のコツ
トピック選びは慎重に
まず、選択するテーマのコツは、自分の身近なトピックを選ぶことをオススメします。
ただでさえ緊張している中、日本語でも議論するのが大変そうな小難しいテーマを選んでしまうとあたふたしてしまいます。
日本語でも、いきなり、「再生医療について答えてください」なんて言われても答えづらいですよね。内容も普段のヤフーニュースで聞きかじった内容をうろ覚え、単語も知らない・・・なんてこともあります。
それよりも、「在宅勤務について」というトピックの方が、コロナ禍いで自分自身も経験し、長所と短所もわかり、ニュースにもなっているトピックなので答えやすいと思います。
気楽に友人と話せそうなトピック、自分なりの考えが次々と浮かんできそうなトピックを選びましょう。
テーマ準備のちょっとしたコツについても、以下の記事にまとめています♩
論理が大事
ここで大事なのは論理的思考と表現力ということになります。
極論からいうと、選択したトピックについて賛成でも反対でも、発言内容はなんでも構いませんし、全く自分の思っていない意見を述べても構いません。
自分の意見により近いと、発言しやすいです。
ただ、自分の発言に対して「なぜなら〜」という根拠を答えられる論理性がきちんとあることに注意しましょう。
自分の個人的意見としては、Bなんだけど、Aの方が根拠を答えられる(=フランス語で単語を知っている)ということであれば、迷わずAを答えましょう。
試験官はあくまでフランス語表現を見ているのであって、個人的意見についてダメ出しをされることはありません。
試験準備
参考書
参考書は2−3冊使いました。
一つ目はこちら、“Resussir le DELF 2010 edition: Livre B2 & CD audio“
受験生には人気のある商品です。
Reussir le DELF 2010 edition: Livre B2 & CDaudio
もう一つはこちら。
ABC DELF: Livre B2 CD Entrainement en ligne
それぞれ記事を読み設問に答える練習とオーディオで聞き取りの練習ができるので、より多くの記事に触れることができ役立ちました。
本は何冊でも良いと思います。お金がない場合はインターネットのニュース記事でもいいですが、内容は幅広く選ぶように意識しましょう。
準備は、とにかく多くのトピックに触れること!だと思います。
その他、文法の参考書なども一緒に使用するのをオススメします。
論理の準備
準備する内容としては、ざっと以下の内容が必要になります。
- 文章を要約する練習
- 自分の意見を説明する練習
- 自分の意見に対して根拠を答える練習
- トピックに対して賛成と反対の両サイドの意見を答える練習
- 相手の意見に相槌をうつ練習
- 相手の意見に反論する練習
- 結論をまとめる練習
これを、フランス語で表現する方法を見てみましょう。
試験に役立つフレーズ
上記の準備内容に基づいて、いくつかのフレーズを丸暗記しましょう。
文章を要約するフレーズ:
- Le document dont je vais parler est un article journal du…… C’est intitulé “….” et concerne … .
- La question qui se pose ici est de savoir s’il est… ou non
- Le document nous dit que …..
- La problématique que le texte soulève est…
- D’abord,on parlera de… Ensuite, dans un deuxième temps, on parlera de….
自分の意見を説明するフレーズ
- À mon avis, je suis pour/ contre…
- D’après moi, …
- Selon moi, …
- Moi personnellement, …
- Je crois que…
- Je pense que…
- Je trouve que…
- J’affirme que
- J’insiste que
- Quant à moi, …
- Il me semble que…
- Si je ne me trompe pas, …
- En ce qui me concerne, …
- Nous pouvons considérer que
- On peut en déduire que
- Il est incontestable que
C’est…を使って答えるフレーズ:
- c’est une bonne idée.
- c’est une bonne décision.
- c’est une bonne proposition.
- c’est efficace.
- c’est un bon choix.
- c’est nécessaire.
自分の意見に対して根拠を答えるフレーズ
- Tout d’abord,….,ensuite,…….,enfin….
- parce que…
反対意見に理解を示すフレーズ
- d’autre part
- Je le comprends, mais je ne suis pas complètement d’accord avec vous.
- Je comprends votre position. Par ailleurs, je pense que
相手の意見に相槌をうつフレーズ
- Oui, vous avez raison.
- Je pense comme vous.
- Je suis d’accord avec vous.
- Je suis totalement d’accord avec vous.
- Je suis tout à fait d’accord avec cette opinion.
- Je partage votre avis.
- Nous sommes du même avis.
相手の意見に反論するフレーズ
- Je crois que non.
- Absolument pas.
- Tu as tort.
結論をまとめるフレーズ
- En conclusion
- En résumé, pour les raison 1, 2, 3… je suis pour/contre l’idée de …..
また、筆記試験対策と役立つ表現についてはこちらの記事をご参考に♩
追記:おすすすめの学習方法
フランス語をやりながら英語も・・・というのは大変ですが、英語はグローバル言語であり、ヨーロッパで生きていくのにはあった方がよいですね。
英語も学びたいと考えている人は、オンラインでできる勉強方法・教材・オンラインサイトなどを以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。無料の体験学習の情報もあります。
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まとめ
DELF B2は難しい試験ですが、しっかり準備していけば不可能ではありません。
いくつかの言い回しを暗記して自分のものにしてしまえば、あとは内容に沿って少しずつ中身を変えていくだけなので、骨組みはしっかりと話せるように事前準備をしていきましょう。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
田中みな実さん愛用リップ♪