ESSAY

日本人の会話の特徴!?日本語ができる外国人が日本人との会話に入れない理由4つ

外国人と仲良くなりたいけど、なかなかきっかけがつかめないという人も多いと思います。

外国人の友達がほしいのであれば英語力は必要ですが、日本語を話す外国人も最近は増えてきました。

それでもちらほらと漏れ聞こえるのが、「日本人と仲良くなれない」という外国人の声・・

日本人も外国人と仲良くなりたいし、外国人も日本人と仲良くなりたいのになかなかうまくいかない。

・・・残念ですよね。

そこで今回は、外国人が日本人との会話に入れない理由をいくつかあげてみたいと思います。

文化の違いに関する本も参考に

外国人から見た日本人を知るには、本を読むのもオススメです。ブログや友人の意見も参考になりますが、個々人によって経験値は異なるので、あくまで一人の人の意見として聞き、より多くの人の意見を聞いてみるのが参考になるでしょう。

以前は日本人の変だと感じる部分を指摘する本が多かったですが、最近は多種多様な切り口の本が出てきているので、なかなか興味深いです。

日本人になりたいヨーロッパ人 ~ヨーロッパ27カ国から見た日本人~ (宝島SUGOI文庫)

ニッポンのトリセツ 外国人向け日本観光ガイドブックには何が書かれているのか? (立東舎)

外国人から見たニッポン

外国人が感じる日本人同士の会話の特徴

さて、実際に外国人が感じている日本人同士の会話の特徴と、日本人同士の会話に入りづらい理由をいくつか見てみましょう。先ほども書きましたが、個人によって経験値は異なるので、あくまで参考です♩

日本人の会話はサブカルチャーネタが多い

外国人が感じている会話の難易度はこの理由によるものがとても多いです。

サブカルチャーとは例えば、昨日見たテレビ、数年前に流行ったアニメ、昔好きだった駄菓子、みんなが知っているCM宣伝のネタや芸人のネタなど、そこに数年間住んでたりテレビを見たり、そこの文化に溶け込んでいないと得ることができない情報などです。

よく日本人同士の飲み会でも、同年代の人たちが小さい頃よく見ていたアニメの話をしたりしますよね?

あの類の話題は日本人の会話にとても多く出てきます。

当然その当時日本に住んでいないと、日本人でさえもついていけない話題ではあります。

外国人であればもっとついていけないですし、聞いたこともない話題が多くて疲れてしまいます。

外国人と話すときは、日本人が複数いるとしても、サブカルチャーネタを少なめにしてみると良いかもしれません。

文化によって会話の切り口が異なる場合がある

以下の記事にもエッセイとして少し触れているのですが、外国人と一概に言っても、国によって会話の持っていきかたというのは異なります。

会話の中で、相手との共通項を見つけようとする文化もあれば、異なる点に関して気になって議論したいという文化もあります。またどこの文化であってもその人それぞれのやり方というのも当然出てきます。

日本人は比較的「共感」ということに力を置いているので、相手にわかってもらいたかったり、「そうだよね」と頷いてもらいたかったりしますが、外国人の中には、そのテーマの議論をさらに盛り上げるためにあえて反対意見を言ったりする人もいます。

日本人としてはわかってもらいたかったのになんだか反対意見を述べられてがっかり、外国人としては盛り上げようとしたのにその後の議論がなんだか続かない、とお互い期待はずれということにもなりかねません。

日本人の持つ良くも悪くも曖昧さがもどかしい

日本人は曖昧、とよく言います。昔は、日本で挨拶として行われているような社交辞令が多い、という意味でもよく言われていたと思いますが、最近は単に会話の中で曖昧な表現が多く意図が分かりづらい、ということがメインであげられています。

日本人が曖昧と感じる理由は、一つの議論において、自分の意見をはっきりと表明しないことが多いからという背景ですが、日本では、バランスが取れた見方をできることがよしとされていたり、高すぎる共感力ゆえにどっちの気持ちもわかってしまう、ということもあるかもしれません。

外国人の場合は、議論において比較的「自分はこっち派である」というのをはっきりいう傾向があります。たとえその論理につっこみポイントがたくさんあったとしても、脆弱な論理だったとしても、自分が良いと思うことを推進してくる、と言った感じでしょうか。

フランスやドイツなどの国では、自分の意見を言った時に相手からの「跳ね返し」を心地よいと感じる人も多く、反対意見を何も言ってこないと物足りないと感じるようです。

自国ではいろんな人が自分の意見に反対したり独自の意見を述べていたのに、日本に来た途端に、突然「そうだよね〜」と共感の嵐にさらされ、戸惑ってしまうこともあるようです。どう思う?と日本人に聞いても、「こっちもわかるしあっちもわかる」というどっちつかずの意見をすると「日本人は曖昧だ」と受け取ってしまうこともあります。

日本の礼儀を押し付け

外国人には日本のマナーなどを無理やり意図的に押し付けるということはないかもしれませんが、知らず知らずに相手から期待してしまっている、ということはあるかもしれません。

例えば、何かをあげたらお返しを期待する、とか

一回、二回やんわりと断ったらそれはもう脈なしなんだと読み取ってほしい、とか

日本人同士であれば、あ・うんの呼吸で読み取りあえたものがスムーズにいかないことでギクシャクしてしまい、外国人の方も気まずさを感じる、ということもあるようです。

自分が何を期待しているのかを客観的に捉えることは難しいですが、外国人と接する時は、「いつもの感じ」とは違う感覚が出てくるのが普通であることを常に念頭に置き、違いを楽しむくらいがちょうど良いでしょう。

まとめ

外国人から見た日本というのは、当然その外国人の故郷との比較になるので、必ずしも実態を表しているわけではありませんが、文化比較の観点からいうと、たくさんの「気づき」があります。

日本人同士であれば気づかないような様々な部分で難しさを感じていたりすることもあります。

外国人と接することがあれば、どんな難しさがあるか、思い切って聞いてみることもオススメです!

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