ESSAY

日本国内を電車で旅行して感じたこと *エッセイ*

一昨年の年末の今頃、日本に一時帰国中のこと

青春18切符で日本国内を電車で旅行してみた。

青春期はとうの昔にすぎているけれど、日本国内を旅行したことがあまりなく、日本国内をあまり知らないと言うコンプレックスを解消するため、人生で初めて、青春18切符を買ってみた。

わーい、日本国内旅行だ。そして大好きな電車の旅。

ヨーロッパでは、格安飛行機もたくさんあるが、電車もまだまだ主流な移動手段であり、また電車からの景色はとても美しいので、電車に揺られぼーっとしているのがとても幸せと感じる。

日本ではどんな景色が見られるのかしら。ワクワク( ´ ▽ ` )ノ

青春18切符は、12月10日〜1月10日の間、全国のJR線の普通列車が5日間乗り放題で11,850円(2017年)で、1日あたりに換算すると2,370円でくらい。

それなら!

行き先も、細かいところはわからないけれど、とにかくまっすぐ進んでくれればいいやと思い、行けるところまで行こうと思い、予定を立ててみた。

初日。

東京駅から、熱海に向かい、熱海で日帰り温泉に向かった。行き先は、温泉から海が一望できるKKRホテル。ネットで事前で調べて行ってみたが、感想は、

とーってもよかった!

高台にあるホテルの温泉の大きな窓から熱海の街並みやどこまでも広がる大きな海がすぐ目の前に見えて、大満足♪小さな露天風呂もついているし、終始とてものんびりできた。

2時間くらい温泉で過ごし、

青春18切符最高〜!

と思いながら、次の目的地へ。向かうは・・・伊勢市。

やはり日本人であるなら一度は伊勢神宮に訪れてみたかった。

せっかく乗り放題なのだし、もう熱海なのだから

夜に着くのは覚悟で一気に行ってしまおうとさっさと向かった。

熱海から、すぐに三島を経由し、富士山を傍目で見ながら、富士市に電車は向かう。

この辺で乗り換えてちょっと行くと、魔女の宅急便のグーチョキパン店があるんだっけなあと思いながら、降りずに乗り続けることに。

電車は駿河湾沿いを忠実に進んで行く。

静岡ってこんな景色なんだなあと新鮮であったが、

すぐに住宅ばかり並ぶ風景でちょっと飽きてしまう。

乗ってから1時間が経った。

まだ、静岡。

草薙駅を通過する。

・・・なんかトイレ行きたいような。

静岡市を通過する。

・・・おつまみも買いたい感じ。

だが、乗り続ける。

焼津市を通過する。

今度は路線が少し内陸に入る。

島田市。

菊川市。

その他、複数の駅名があったが、どれも初静岡の帰国子女としては聞いたことのない地名。

そして私はwifiがないと使えない海外のiPhoneを携帯中。

周りの人は次々に乗り降りしていて、皆、自分が今どこにいるのか勝手がわかっているようだった。

・・・今、どのへんなんだろう。

あと、どのくらいで着くのかな。

もっと地図のスクリーンショットとってくればよかったな。とふと思う。

携帯の時間を見ると、もう2時間が経過。

窓の外は、似たような景色が平和そうに連なっている。

ちょっと、あ、飽きた・・・(・_・;

次の都市に着くのを祈るように待っていると、

掛川市を通過した。

思い切って、隣に座っていた優しそうなおばさまに聞いてみた。

「あの、ここは、どこでしょうか?」

おばさまは不思議に思ったのか、きょとんと私を見て

どこって、静岡ですよ」という。

そ、そうですよね。

でもなんか、いつまでたっても静岡のような・・?σ^_^;

「静岡出られるの、あとどのくらいになりますか?」

と聞いてみた。

もはや質問の聞き方が、「静岡を出る」と言う目的になっていた。

次の都市の地名もわからないので、仕方あるまい。

と自分に言い聞かせた。

おばさまは、

「そおねえ、浜松まで30分くらいだから、あと1時間くらいかしら」と

いう。

あ、あと、1時間・・・!? ∑(゚Д゚)

・・・。

・・・。

・・・。

(゚o゚;;

静岡って・・・広いのね (T_T)

やむなし。

結局伊勢市には夜頃到着し、その日は疲れてバタンキューでしたが、

翌日から無事観光を楽しみました。

と、純粋にお勉強になった旅でした。

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