オペラ鑑賞は、ドイツの楽しみ方の一つ。他の国と違い、ドイツは各都市にオペラ座がある、オペラ天国です。
昨年冬に、クリスマスマーケットもかねて、アーヘンのオペラ座に行ってきました。(クリスマスマーケットの様子は別ブログで )。
アーヘンは温泉や世界遺産の大聖堂で有名な街ですが、オペラ座はあまり注目してみたことがない方もいるのではと思いますが、実は地味〜に素敵です。
今回、ロミオとジュリエットの演目があるということで行ってきましたので、ご紹介します!
アーヘンへの行き方
アーヘンはドイツ西部に位置し、ベルギーやオランダとの国境沿いにある街です。
デュッセルドルフやケルンからは電車や車で1時間くらいで行くことができます。
フライトで行く場合は、スカイスキャナーという料金比較のサイトがとってもおすすめです↓↓
オペラ鑑賞のマナー
オペラ鑑賞の際は、携帯の音を消していく、私語は慎むなどの他にも、サンダルは履いていかない、スマートカジュアルでなどのマナーがあります。
ドイツなので皆わりとカジュアルではありますが、おしゃれをしている人もたくさんいます。せっかくの場なのでおしゃれをしてみてはいかがでしょうか。
オペラに興味がある方は、一度オペラのいろはについて読んでおくことをおすすめします↓
アーヘン劇場(Theater Aachen)
アーヘンのオペラ座はテアター・アーヘンと言われ、1825年に完成した建物です。
戦争で一時崩壊しましたが、1951年には再建され、リヒャルト・ワグナーのニーベルンゲンのマイスタージンガーが再建後の初演目だったそうです。
これまでの劇場音楽監修の方のリストを見ると、日本人のYukio Kitaharaさんという方が劇場音楽監修をつとめられたこともあるようです。日本とご縁があるということで、興味が湧いてきます。
アーヘンにもアーヘナーシンフォニーオーケストラというのがあり、そのオーケストラのホームになっているそうです。
美しいオペラ座は、街の中心に凛と構えて いて、オペラ座の近辺には、音楽学校、映画館などが立ち並び、ちょっとした娯楽区域になっています。オペラ開演時間の夕方には、夜のライトアップが美しくファサードを照らし、まるで中世の建物に入るかのよう。
大々的に現在やっている演目の広告なども垂れ下がっていて、なかなかのアクティブさです。
内装は、赤い座席に、天井装飾も豪華。上の方に座りましたが、オーケストラもきちんと見えて満足。
休憩中には2階にあるカフェバーで飲み物を頼みましたが、激混みで大変でした。1階にはケーキも売っていたので時間があれば軽くお腹に入れても良いでしょう。
オペラ演目ロミオとジュリエット
今回アーヘンで鑑賞したオペラは、誰もが知る「ロミオとジュリエット」です。シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を原作としています。
ロミオとジュリエットといえばバレエの方が多いかもしれませんが、オペラでも劇として楽しめます。
また、あらすじがすでにわかっているオペラを見るというのはとても気が楽なので、初心者の方には特にオススメです。
オペラは、ストーリーと音楽、演出と服装や装飾などが全て総合的に重なり合って面白く感じられるので、親しみのあるストーリーやすでに知っている音楽の演目を見るのは、とっつきやすいと思います。
ロミオとジュリエットは、このフランスの作曲家シャルル・グノーが作曲した全5幕のオペラです。シャルル・グノーは、ゲーテの「ファウスト」を原作とするオペラも作曲した人としてとても有名です。
ストーリー説明は不要かもしれませんが、一応ざっくり以下があらすじです。
イタリアはヴェローナに、憎しみ合うモンタギュー家とキャピュレット家があった。そんな中、キャプレット家のパーティーに忍び込んだモンタギュー家のロミオがキャプレット家のジュリエット出会い、二人は恋に落ちる。両家の争いをよそに、愛に燃え上がる二人に死という運命が待ち受けていた。悲嘆にくれた両家はついに和解する。
(ざっくりです)
見所は、恋愛ものとあって、また、フランス人作曲家とあって、とにかく愛を謳うシーンが多いこと。
出会いのシーンや有名なバルコニーでの「おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの」というシーン、また婚礼後のベッドシーンなどもありました。歌のセリフが少しくらいわからなくても、二人が愛し合っていることは劇からもメロディからもたっぷりと伝わってくる情緒豊かな演出でした。
特に二人の愛し合うシーンは見ていてドキドキしてしまうくらい。(。≧ω≦)ノ
オペラ鑑賞後の楽しみ方
2、3時間と続いたオペラ鑑賞後は小腹も空いているのでは。近くのカフェやレストランに入って、オペラの感想を話し合うのが楽しみ方の一つです。
アーヘン劇場の近くには、歩いて2、3分のところに白亜の神殿のようなエリーゼの泉(Elisenbrunnen)があり、そこをくぐった公園の中にレストラン Restaurant Elisenbrunnenがあります。
オペラ鑑賞後の遅い時間にもまだ空いていましたが、もうラストオーダーとのこと。シュニッツェルがオススメだよと言われ、温かい飲み物とシュニッツェルを頼むと、確かに皮もパリパリしていてお肉もジューシー!
ウェブサイトはこちら。
こちらのレストランも、おすすめ!とさせていただきます。
まとめ
アーヘンの街は見所もたくさんあり、温泉地というだけあって娯楽も盛んです。そのうちの一つとして位置付けられてきたオペラは、人々を楽しませようとするスピリットがあるように感じられます。
まずは親しみがある演目や曲を選んで、ドイツでオペラ鑑賞を楽しんでみてくださいね。
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