フランクフルトの郊外は美しい田舎町と保養地、高級住宅地など、実は隠れた魅力がたくさん。
その中の一つに、ケーニヒシュタイン・イム・タウヌス（Königstein im Taunus）という有名な街があります。ケーニヒシュタイン・イム・タウヌスは、お隣のクロンベルク・イム・タウヌス（Kronberg im Taunus)と並んでドイツ屈指の裕福な街です。
高級ホテルや住宅地を見て歩くのも、目抜き通りでカフェに入るのも楽しいですが、一番の見所はケーニヒシュタインという城跡です。
タウヌス山地からの眺めは素晴らしく、この街の歴史を肌で感じられる建築物です。
ケーニヒシュタイン城の基本情報
地元に伝わる伝承によれば、クロヴィス1世王が500年頃にケーニヒシュタイン城と礼拝堂を築いたとされる。
Wikipedia ケーニヒシュタイン・イム・タウヌス
ケーニヒシュタインは1215年に初めて文献に記録されている。この頃には、城はハーゲン＝ミュンツェンベルク家の所有になっていた。この家系は1255年に断絶し、ケーニヒシュタインはファルケンシュタイン家の所有となった。この家門の統治下でケーニヒシュタインは1313年に都市権を得た。
上記によると、13世紀ごろに文献に記録されたけれど、実は500年頃に建てられたものらしい、ということですね。その後も、家系の断絶によって様々な所有者のものになり、時にマインツ司教の保有にもなりながら、最終的に１７世紀の三十年戦争でフランス軍が爆破したことによって廃墟になってしまいます。
ケーニヒシュタインまでの行き方
ドイツ・フランクフルトまでは羽田や成田から直行便が出ています。格安航空券を調べるには、複数航空券の料金比較をしてくれるスカイスキャナーというサイトが便利です↓↓
フランクフルトからは電車で３０分。直接ケーニヒシュタイン行きの電車が出ています。１本で行けるので便利ですね。
泊まりはフランクフルト
フランクフルトから日帰りで行けるので、泊まりはフランクフルトが便利です。
または、ケーニヒシュタインに泊まってみたいという方は、”Königstein” 、又はドイツ語のウムラウトを崩した”Koenigstein”と地名で探してみるとその土地のホテルが出てきます。
ホテルの予約はBooking.comがおすすめです↓↓
地球の歩き方は必需品
フランクフルトから近いとはいえ、田舎の方に旅することになります。ドイツにあまり慣れてない人にはちょっとしたサバイバルスキルも必要になってくるので、情報が盛りだくさんの地球の歩き方を持って行きましょう。
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地球の歩き方が重いという方は、arucoという薄めの本もおすすめ＾＾
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ケーニヒシュタインの街並み
電車を降りるとしばらく歩き、可愛らしい家が立ち並ぶ目抜通りまで出ます。
小さな町とあって週末は静かですね。道の両脇はカフェやレストラン、ブティックが軒を連ねます。
しばらく歩くと木組みの可愛らしい街並みになってきます。中世の面影を感じます。
お城へ登る道 （Aufgang zur Burg）と案内が出てきます。てくてく歩きます。
途中に教会も見えました。柵があったのでなんとなく入りづらく、外からだけパシャリ。
しばらくするとお城が見えてきました。坂道になってきます。13世紀のお城とあって、とても古いです。
上に着くと、視界がパッと広がります。ベンチがあったので、少し休憩できます。ホッ。
華やかさはないけれど、遺跡のような歴史の重みを感じる雰囲気です。爆破されてしまったけれど、塔が残されているので、かろうじて城の威厳を感じさせます。
門をくぐって反対側に行くと、お城の中にも入れます。
廃墟となったお城跡です。かつての形をどことなく残したままですね。
塔に登ると、絶景が待っています！とってもいい眺め。かつては城下町だった現在の市街が見えてきます。
城跡を感じさせる形です。
向こうの方に貴族の館のようなものが見えます。
なんだか今も中世の時代にいるかのようです。
そして、この絶景！遮るものが何もないこのパノラマを見れるのは、ここだけです。来た甲斐がありました。
ドイツの古城に思いを馳せる
ドイツには古城がたくさんあり、ケーニヒシュタインのように遺跡となってしまったものもあれば今でもきちんと保存され見学可能なものもあります。
改修されて古城ホテルとなっているものもあり、ドイツとお城は切っても切り離せないほど旅や生活に根強く関連があります。
ドイツの古城についても興味のある方は、こんな本がおすすめです↓↓
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終わりに
ケーニヒシュタインの城跡いかがでしたか？目の前に広がるパノラマと裕福な街並みは、フランクフルトの街中とはまた違った魅力を見せてくれます。
こんな小さな町ですが、フランクフルトからもすぐに訪れることができ、ドイツの歴史を十分に感じさせてくれるおすすめ観光地です。
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