ヨーロッパ旅行でそこまで怖い目にあったことはないという人はたくさんいますが、危険な目にあう人の数はゼロではありません。昔に比べてヨーロッパでも治安が悪化している事も事実です。
新しい旅にはワクワクするような出会いと驚きがたくさんありますが、一方で気をつけないと思わぬ事態に巻き込まれる事もあります。
特に女性の一人旅は、念には念を押して気をつけていたいものですが、今回はそんな治安の良し悪しと、どうしたらターゲットとなるのをより防げるか、ちょっとした治安対策方法をご紹介します。
目次
旅行者と分からない格好をする
旅上級者には自然と身についているテクニックですが、やはり危険を防ぐ一番の方法は旅行者と分からない格好をすることです。
見るからにアジア人なのにどうやって?と思う方に朗報ですが、ヨーロッパの各街によって、ある程度街に溶けこめる装いというのがあります。
例えばパリであればブラックオンブラック(上下黒!)、スペインであればちょっとビビットカラーを取り入れるなど、その国のファッションを真似してみるのが一番です。
日本でよくする格好だと、たとえそれが今流行りのオシャレな装いはヨーロッパの街並みにはなぜか馴染まず日本人だとわかってしまうことがよくあります。
郷に入れば郷に従えということで、現地のオシャレさんになってみることをおすすめします。現地に着いてから洋服を買ってみるというのも楽しいですね。
サングラスをつけてみる
ヨーロッパ人は夏はもちろんの事、冬でもサングラスをしている人がたくさんいます。日差しが強すぎて目を開けていられない、という理由が多いのですが、オシャレとしてもグッと映えます。
日本人にはサングラスをつける習慣がありませんが、気にせずまずはかけてみましょう。馴染んでくるとなぜかそれらしく見え、現地にこなれた人のように溶け込むことができます。
自分に似合うサングラスを探してみるのも楽しいでしょう。
バッグは口が開いていないもの
こちらは基本中の基本ですが、バッグの口が開いているものは厳禁です。たとえヨーロッパ人でも現地の人であってもスリなどには狙われてしまうので、ここはバッグや貴重品の管理で防ぐしかありません。
バッグの蓋はカチャっと閉じるかぎではなくて、できればチャックがベターです。貴重品や携帯はバッグの奥の方に入れておきましょう。
人に話しかけられても不愛想に
旅先で出会いを求めている方には気分が落ちる方法ですが、ヨーロッパの道端で簡単に声をかけてくる人はだいたいスリ関係かナンパ関係が多いのが実情です。(たまに運の良い出会いもあると思いますが・・・その時は単にラッキーということで!)
簡単に親切にしてきたり、旅行者なのに道を聞いてきたりした場合は、なるべく無愛想に対応して関わらないようにしましょう。
日本の道端のティッシュ配りを素通りする方法と同じで良いでしょう。
バッグや自分の身の回りに気を配っている素振りをみせる
スリなどは、街中を行き交う大勢の人の中から油断している人を選んで仕掛けてきます。普段からバッグに気を配り、周りに変な人がいないか視線を投げる素振りをみせるだけで、警戒心があることを感じさせることができるので、容易には近づいてきません。
自分が持っているバッグのチャックが閉まっているか、後ろに変な人が歩いていないか、などを大げさなジェスチャーで定期的に確認してみましょう。
後ろの人を見る時は、ジロッと冷たい視線で見る(そしていい人だったらごめんなさいと心の中で謝る)くらいでもちょうど良いかもしれません・・・
治安の良さ・悪さを知るには?
ヨーロッパは日本と同じ先進国で、他の地域に比べて貧困や感染症が少なく、景気も比較的安定しているので、日本人にとって住みやすい場所です。多くの日系企業も進出し、多くの日本人も住んでいます。
一方で、近年テロなどで治安が不安視されている事も事実で、特にクリスマスやニューイヤー、イースター休暇などイベントがある時期や人が多く集まるところなどは、安全性の面から考えるのであれば避けたほうが良い場合もあります。
友人にヨーロッパは安全だから大丈夫!と言われても、たまに怖いニュースも聞くしなあ・・という方は、やはりオフィシャルな情報を入手する事をおすすめします。
ヨーロッパの治安は政治的要因やテロや不景気などにも左右されるので、その時その時どの街が危険とされているのかを外務省の渡航情報などでもきちんと把握しておく事をおすすめします。
また世界平和度数というランキングが毎年発表されているので、より安全な街を訪れたいと思っているのであれば、最新のリストの上位国を検討するのも一つの方法でしょう。
また、旅行を機会に国際政治にも興味を持ってみるのもオススメです。何系の移民が多いのか、どんな社会問題があるのか、など知れば知るほど街中の民族模様や問題などがより見えやすくなります。
まとめ
旅にサプライズは付き物ですが、なるべく何事もなく楽しい思い出と共に帰国したいものです。
大々的なやり方ではなくて、ちょっとしたことの積み重ねで防げるリスクというのもあるので、まずはできることからやってみましょう。
安全な旅を〜!
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