HOTEL

スペイン・アンダルシア地方カルモナにある絶景のパラドールホテルをご紹介

スペインのアンダルシア地方にカルモナという街があります。セビーリャからコルドバ方面に40㎞、車で約1時間くらい東へ走ったところにある白い建物の可愛らしい街です。

このカルモナの街は小高い丘に位置し、街からの眺めも美しいですが、丘の頂上からの景色は気持ち良いくらいの大平原が見られます。

カルモナの街の見所についてはこちら↓

そしてその丘の頂上には、その昔お城であったと言われるパラドールホテルがあります。

パラドールとは、スペインにある国営のホテル運営組織で、各都市の古城を改修して提供されているため、ロケーションもよく建物も見所が多く、また星4−5つなどの高級ホテルが多く、ある程度のサービスの質が期待できるのです。

スペイン各地にあるパラドールホテルですが、カルモナのパラドールは地理的にも素晴らしい場所にあり、見晴らしも良くゆっくりしたい人には本当にオススメです!

今回はそんなカルモナのパラドールホテルをご紹介します。

カルモナの見所

ひまわり畑

カルモナの街の周りには、初夏のアンダルシアの風物詩と言われる広大なひまわり畑があり、夏のアンダルシアをカラフルに彩ります。

写真に見えるのは7月を過ぎたひまわり畑で、猛暑もあり少しだけこうべを垂れてしまっています。見頃は6月から7月上旬と言われていますが、温暖化に伴って5−6月くらいがベストかもしれません。

向こうに見える丘がカルモナの街です。

向こうに見えるのがカルモナの丘

特に、カルモナの街から南に伸びている道をドライブすると、延々と続く田舎道の至る所に黄色いひまわり畑を見ることができ、まっすぐな大平原を美しく黄金色に染めています。

満開に咲く時期であればもっと鮮やかな黄色の絨毯が見られただろうな・・と思います。次回また来たい〜!

旧市街

街の入り口にあるセビーリャ門を抜けると、中世の街をそのまま切り取ったような風景が見えてきます。

サン・ペドロ教会の塔は、セビーリャのヒラルダ塔を真似て作られた塔で、外観が少し似て繊細な塔の形をしています。

市内は、白い建物が教会を中心に建てられたこじんまりとした可愛らしい街で、石畳の路地を上っていくとパラドールのある頂上に到着します。

街の入り口付近や白い建物が立ち並ぶ風景も見所ですが、やはり頂上から街を見るその景色が一番美しいオススメポイントです。

パラドールの歴史

昔アラブのお城であったものをペドロ1世が宮殿に改装したものが現在のカルモナのパラドールホテルとなっています。

このパラドールは、イザベル女王とフェルナンド王も滞在したと言われる歴史的な建物で、実際に改修されたホテルの建物の裏側には遺跡博物館のように昔の建物が保存されています。

パラドールの場所と行き方

パラドールの場所は以下です。

Alcázar s/n, 41410 Carmona, Sevilla, Spain

https://www.parador.es/en/paradores/parador-de-carmona

パラドールまでは車で行くことができます。狭い坂道の路地を登っていき頂上にあるパラドールの入り口にある分厚い岩の二重門をくぐり抜けたところに、広い駐車場があります。

ホテルは駐車場を囲むようにして作られていて、入り口はその真ん中にあります。

パラドールの施設

エントランス

坂を登って街の頂上までくると、どっしりとした石の門が見えてきます。ここがパラドールの入り口になります。門は2重になっていて、狭い道をギリギリ車で通れるくらいです。

看板のマークはパラドールのロゴです。王様の冠みたいです。

入るとすぐに広い駐車場になっていて、入り口はその前にあります。

建物自体は二階建ての平屋というイメージで、駐車場を囲むようにコの字に建てられています。

中に入るとすぐ受付とおみやげ屋さんがあります。内装もレンガ造りで古城ホテルの雰囲気が満載です。

ロビーは天井が高く、木製のテーブルとチェアにレッドカーペットで中世風のインテリアです。ソファがふかふかで座り心地も抜群。

パティオ

スペインと言ったらパティオ!パティオは中庭のようなものですが、広めのパラドールホテルにはパティオがついていることがよくあります。カルモナのホテルも敷地が広いためか、ゆったりとしたスペースの可愛らしいパティオがあります。

真ん中には噴水があり、床のタイルもイスラム風デザインでとても素敵です。周りを囲むようにテーブルがあり、ここで何時間もリラックスしたりおしゃべりしたり時間を過ごすことができます。

午後の日差しの強い時間はこのパティオ全体に屋根が閉まり、暑さよけをしてくれます。

屋根にオレンジ色のカーテンが引かれるところ

お部屋

お部屋へはエレベーターを使っていくことができます。エレベーターのデザインも何気に可愛い。

お部屋自体はランクによって様々ですが、スーペリアルームになるとバルコニーが付き、眺めがいい方の部屋になります。

景色がない部屋だと、駐車場側になってしまうので、景色を堪能したい人は予約時に外の景色が見られるか確認すると良いでしょう。

バルコニーからの圧巻の眺めはこちら↓

ここまで何もない景色も珍しく、遠くの方にポツリポツリと家畜が見えるくらいです。このバルコニーに座ってのんびり時間を過ごせるのも贅沢です。

シャワールームにはバスタブが付いていて、大理石のようなタイル張りで高級感がありました。

アメニティもパラドールブランドグッズで揃えられています。

ベッドは落ち着いた木製のもので、寝心地もとてもよかったです。

レストラン

レストランは天井の高く、窓からは景色も良くとても居心地の良い空間です。

朝昼晩とオープンしていて、朝食は種類の多いビュッフェで、地元の料理なども出されています。

パンの種類も果物の種類も、チーズの種類も野菜の種類もどれも豊富。スペニッシュオムレツはプレーンとほうれん草の二種類が出ています。ほうれん草オムレツをトマトピューレにつけながら食べるのが美味でオススメ。

パラドールブランドのジャム瓶も

ローカルスイーツもたくさんあります。シナモンなどの香料がふんだんに使われているので、癖があって苦手という人もいますが、シナモン好きには良いですね。

ローカルフード。朝ごはんに欠かせないチュロスやポークソーセージ、ライスに豆カレーなどです。


また、ディナーにはイベリコ豚のステーキなどもあり、香ばしくて本当に美味しかったです。

カフェ&テラス

レストランの前にはカフェがあり、建物内とテラス席に分かれています。ここのテラス席からの眺めは本当に絶景で、パラドールに泊まったら一度はゆっくり時間を過ごしたい場所の一つです。

外側はレンガ壁に囲まれた黄色の椅子が可愛いおしゃれな空間です。

黒い扉を通ってテラス席に出ると真っ平らな大平原が見えるカフェがあります。

ここからホテルのプールも見えます。

真下に見えるプール

ガーデン&プール

建物内部のエレベータを下まで降りてさらにお庭を下っていくとプールがあります。

途中に休憩所のような小屋があり、一息つくこともできます。どこも絶景ですがここからの眺めももちろん絶景^^

プールサイドへの道は階段も多く、南国で見られる多くの植物やお花が咲いていました。

プールはとても広く25メートルくらいはありそうなので、きちんと泳ぎたい人には快適な広さです。ベッドチェアもたくさんあり、本を読みながらゆっくり静かな環境でくつろぐことができます。

更衣室もあり、タオルもここで貸してくれます。

パラドールからの眺め

パラドールの上には遺跡観光用のスポットがあり、入場料を払うと遺跡見学をしながら屋上に行くことができます。

夏の暑い日だったので日傘を貸してくれました。日本の和傘っぽい質感。

上は城壁が主に残っているだけですが、計り知れない歴史を感じ取ることができます。

階段を上って一番てっぺんまで行くことができます。あそこがカルモナの中で最上階といってもいいかもしれません。

階段の上からは、まさに遮るものが何もない360度の見晴らしです。

カルモナの街の全景がすぐそこに見えます。白と褐色の混ざった中世の美しい街並み。

反対方向にはパラドールホテルとその向こうにはひまわり畑、そしてどこまでも続く地平線が見えます。

まとめ

カルモナのパラドールホテル、いかがでしたでしょうか?地理的にも都会の喧騒から離れ、またパラドールという世俗とは離れた空間で日常から解き放たれてリラックスするには最適な場所です。

ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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