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絶景を巡る旅スペイン・バスク地方!ガイドブックには載ってない海に浮かぶ孤島の修道院ガステルガチェの魅力

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バスク地方にある絶景ポイント、ガステルガチェ修道院をご存知でしょうか。ヨーロッパ在住者でも知っている人や行ったことがある人が少ない壮大な自然の景観を楽しめる観光スポットです。

大西洋の海に浮かぶ岩山にひっそりと佇む修道院があり、そこへ登る階段はまさに西洋の万里の長城のよう。

登った後に見える景色はこれまた大感動の絶景。シャッターを押す手が止まりません。

今日はそんなガステルガチェへの行き方をご案内します。

ガステルガチェのバスク語の名前の由来

バスク語で「城」を意味するgaztelu、「岩」を意味するaitzが名前の由来です。つまり、ガステルガチェ<gaztelugatxe>は「城の岩山」という意味を持ち、実際、岩山にある孤城のような修道院です。

この地域のビスケー湾は荒波が特徴的で、この石段でできた階段の形にも表れているように、本当にシャープなジグザグ。絶えず打ち付ける海岸を侵食して、このような階段や岩山を形作っていったようですね。

この島が発見されたのは9世紀であるようですが、詳しいことは分かっておらず、謎に包まれているとされています。初めて文書で言及されたのは11世紀。

その後は戦略的にも重要拠点だったこともあり、複数の攻撃にさらされ、紆余曲折を経て今があるようです。


サンセバスチャンからの行き方

ガステルガチェへの行き方は全部で4つあります。

  • ツアーに参加する
  • レンタカーをする
  • ベルメオまで電車で行き、そこからバスで行く
  • ビルバオから直行バス
ツアーに参加

バスク地方には電車がありますが、ガステルガチェへは電車では行きづらいので運転に自信がない方はツアーに参加することをお勧めします。

Veltra(ベルトラ)というサイトは、日本にいながら日本語で現地ツアーの予約ができる支払いまでカードで済ませられるので、予約した日に集合時間に集合場所に行くだけで連れて行ってくれるという楽チンツアーです。

以下のサイトから確認してみてください↓

ちなみにスペインまでのフライトは、スカイスキャナーという料金比較サイトが便利です↓

また、スペインまでは人気のカタール航空が格安で飛んでいるようなので、こちらも要チェックです↓↓

レンタカーでの旅

絶景の街にはやはり車が便利。スペインはくねくねした道が多く実際少し運転には注意を要しますが、安全運転で走れば田舎の方は問題ありません。

今回はEuropecarで前もってレンタカーをオンラインで予約していきました。

予約時に、オンライン上で、ピックアップの場所と引き渡しの場所を指定できます。今回はサンセバスチャン空港でピックアップ&引き渡しをしました。

サンセバスチャンの空港は小さく、入ってすぐのところにレンタカー用のカウンターが順番に並んでいるので、すぐに見つけることができます。

ちなみにヨーロッパのレンタカー会社には以下のものがあります。

サンセバスチャンからガステルガチェまでは、車で1時間半程度。行き方は、海沿いを通っていく方法と内陸からいく方法があります。

レンタカー予約が8%OFF! Booking.comカード

内陸の途中には、ピカソのかの有名なゲルニカの絵の舞台となった都市があり、せっかくなのでそこを通っていくことにしました。

ピカソ絵画の舞台となったゲルニカ

スペインのゲルニカといえば、真っ先にスペインの画家パブロ・ピカソの絵を思い浮かべますよね。

1937年のスペイン内戦中にビスカヤ県のゲルニカが受けたゲルニカ爆撃を描いたもので、その絵はマドリッドのソフィア王妃芸術センターにありますが、同じ絵柄で作られた壁画が、ゲルニカの街中にあります。

今では反戦や抵抗のシンボルにもなっています。

街の中にひっそりと佇む壁画も、一見の価値ありです。


ゲルニカを通り過ぎたら、次はベルメオまで走ります。ベルメオの街が見えてくると右側に青い海の大西洋が見えてきて、途中に車を止めて写真を撮れるスポットが現れるので、お見逃しなく!

こんな景色が見れます。

道中の景色です

走り続けるとガステルガチェが見えるスポットも出てくるので、そこで車を止めてパシャっと。

あとはくねくね道を運転していきます。

駐車場は混んでいましたが、粘りに粘ってスペースを確保しました。こういう時は、車を出しそうな人に狙いをつけて図々しく待つ必要がありますね。

やっとガステルガチェへ到着!

カステルガチェ教会に行くにはまず駐車場から、丘を下り、ゴツゴツした岩の橋を渡り、教会に向かう斜面の石段を登っていく必要があります。石段の段数は200段以上とされていて、スペインの他の建築物の中でも多い方。息が上がります。

遠くから見る景色も荘厳です。歩いて行くには遠く感じますが、歩いて行ける距離です。

まだまだ続きます。

石段を登り終えると、そこには絶景!

言葉では言い尽くせない美しさと荘厳さです。

質素で温かみのあるサン・フアン礼拝堂があり、簡単に手に取れる場所に鐘が置かれています。

3回鐘を鳴らすと願い事が叶うという言い伝えがあり、3回鳴らしてみました!

海に響き渡る鐘の音。願い事が叶いますように。

訪れるときに気をつけたほうが良いこと

ゴツゴツした岩の石段を登っていくので、運動靴はあった方が便利です。

今回は冬のブーツで来てしまいましたが、お天気が良い日だったのもあり、暑くて重くて、ブーツも砂埃まみれになってしまいました・・・。

ただ、思いの外、老人の姿や赤ちゃんを抱いたお母さん、子連れ夫婦を多く見かけました。ここを登っていくなんて、みんな偉い!とゼーゼー息を切らしながらすれ違う人を観察。犬を連れた人も多かったですが、嫌がっている犬もちらほら。悪い予感でもしているのでしょうか、犬はなかなか鋭いですね。

普通の大人には問題ない距離だと思いますが、軽装がベストです。また、行き先には売店やお手洗いも無いので、お手洗いは済ませ、ペットボトルを持っていくこともお勧めします。

日差しの強い日には帽子もお忘れなく♪

おまけ〜バスク地方の関連書籍

バスク地方といえば美食!ミシュランの星の数の多さで有名なバスクですが、実はピンチョスもとても美味しく、出会う料理感動の連続です。

バスク地方に来たのであれば、大自然と共に食も堪能できるように前もって情報を仕入れていくとより奥深さを感じます。

美食の街を訪ねて スペイン&フランスバスク旅へ (旅のヒントBOOK)

人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡(祥伝社新書284)

まとめ

大自然の織りなす景色の中に佇む修道院、ガステルガチェはいかがでしたか?

美食だけではないバスクの自然の魅力にまた虜になってしまいそうな圧巻の美しい景色です。

バスク地方に行った際は、ぜひ訪ねてみてください。

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