ボンの旧市街には春に桜を存分に楽しめる場所があります。
それが、ブライテ通り沿いBreite Strasseと、1本向う側に並行して走っているヘア通りHeerstrasseに連なる長い桜並木。
ボンのこの桜並木は、海外サイトの、世界で死ぬまでに訪れたい場所としてもランキングしているようです。
今回はドイツの春に訪れたいボンの桜並木道についてご紹介します!
ボンの桜並木道
通りの入り口にはAltstadt(旧市街)という看板があります。
濃い真ピンクの八重桜が、美しい桜トンネルを作りだしています。その様子は息を呑むような美しさです。
ドイツでこんなにたくさんの桜を見れるなんてとても贅沢。クラッシックな建物の中に、ピンクの桜がとてもよく似合います。
そしてこの桜並木、終わりはどこ?というくらい遠くまであり満足いくまで桜を味わうことができます。
美しい桜を見慣れている日本の方にも、一度は是非見ておいてほしい、と思うくらい素晴らしい景観です。
ドイツ人もここぞとばかりに桜の下をお散歩したり写真を撮ったりしています。
ドイツでは、インスタグラムの流行っている現代においても、カフェやレストランの日常生活でカメラを取り出して写真を撮る人が他の国に比べて少ない印象があります。写真を撮っている人を見ると、少し怪訝な顔をする方もいるくらいなのですが、桜並木では多くの人が写真を撮っていました。
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ベートーベン生誕の家
ボンといえば、かの有名な音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン(1770−1827)が生まれた街として有名です。
ベートーベン生誕の家は、桜並木からそう遠くない場所にあります。また、市庁舎のあるマルクト広場空も近いです。
ベートーベンは22歳までボンに住み、その後はウィーンに活動の場を移しています。
館内も見学できるので、ボンに来たら是非訪れてみて欲しい場所の一つです。
ボンの市庁舎
ボンのマルクト広場には美しいRathhaus市庁舎があります。その真っ白な建物は、広場内でも一際目を引く存在。
居心地の良い広場前や市庁舎の階段でも、日光浴をしたり語らいあう人たちで賑わいを見せています。
マルクト広場では、その名の通り野菜や果物などの市場が開かれますので、一度訪れてみても良いかもしれません。
マルクト広場にはカフェもたくさんあります。
ボン大学前の庭園ホーフガーテンHofgarten
マルクト広場から少し歩いたところにはボン大学の美しい黄色い建物があります。
こちらは通りに面した側ですが、反対側には庭園があります。
その前には大きく広がる庭園があります。休みの日は家族連れやカップル、または本を読んでいる学生がのんびり日光浴をしています。
団体で運動をしている人たちも芝生の上でストレッチ運動をしていました。
ドイツに来たら、是非この「芝生の上に寝転んで日光浴」をやって見ることをおすすめします。
のんびりした時間の流れの中にいることを感じられるとともに、ドイツが緑に囲まれた環境にあること、それをドイツ人ががいかに大事にしながら生活しているかがわかると思います。
ポッペルスドルフ城 Poppelsdorfer Schloß
ポッペルスドルフ城は旧市街から少し離れたところにあるお城です。1715年にケルン選帝侯の城館として建てられました。
この建築は、あのヴュルツブルクレジデンスやブリュールのアウグストゥスブルク城の階段室を手がけたバルタザール=ノイマンが改築したとのこと。
美しい黄色い建物の前にはお花や噴水があり、お城に彩りを添えています。
後期バロック派の建物はシンメトリーで秩序があり力強い印象ですね。美しいです。
庭園は植物園になっていて、中に入ることができます。入場料は3ユーロ。中に入ると、様々な植物や季節のお花を見ることができます。
また、この建物、現在はボン大学の植物園となっているようです。
訪れた日は、テントの下で数多くの食虫植物の鉢植えなどを売っていました。
様々な種類があって面白かったです。
お庭は大きくはなく、20−30分程度花を見ながら散歩するには丁度良い広さです。お城の前のベンチで語らうカップルもいて、天気の良い週末に訪れるのが良いでしょう。
まとめ
美しいかつての都ボン。市庁舎や大学街として有名ですが、その美しさはまだまだ伝えきれていない街並みや建築物などからも感じ取ることができます。またドイツでここまでの桜を見られる場所は珍しく、ぜひ訪れてみてほしい街の一つです。
以上、ドイツの春に訪れたい街。ボンの桜並木と市内の美しい観光スポットをご紹介でした。
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