FASHION

パリコレにも出展していた日本のファッションブランド、ツモリチサトが事業クローズ

エイネットが「ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)」の事業クローズを発表しました。

「ツモリチサト」はパリコレにも長年出展していた世界中で人気の日本ブランドです。

国内は2019年春夏シーズンまで、海外は19−20年秋冬シーズンまで取り扱い、夏に向けて直営店をクローズしていき、オンラインサインとも終了とのことです。

津森デザイナーは1976年に文化服装学院を卒業し、1977年にイッセイミヤケインターナショナルでデザイナーに就任。1983年に「アイエス チサト ツモリ デザイン(I.S. CHISATO TSUMORI DESIGN)」にブランド名を変更し、自身のブランド「ツモリチサト」を始めました。その後、数々の賞を受賞し、東京のみならずパリコレにてコレクションを発表し続けていました。

ツモリチサトブランドのコレクションを見たことがある方はわかると思いますが、

とても個性的なファッションです。

どうやって着こなすのだろう?この服はどっちが前かな?と思うような面白いデザインも多く、また何よりその色使いと柄も個性的でした。

津森デザイナーは、アーティストとしての面がとても強く、小さい頃から絵を描くことが好きで、漫画家になりたいと思ったこともあるそうです。

それは彼女のコレクションにも如実に現れていて、彼女の洋服の作り方は、まるで絵筆で描いたかのような柄や色を居心地の良い生地に乗せていく、というものだったような印象を受けます。

一般的に、ブランドのコレクションが生まれるのは、デザイナーのインスピレーションというのがとても大切です。

インスピレーションは、デザイナーによって全く異なりますが、多くの方は、自分の出身地、子供の頃の思い出、見た景色や自然など、自分のルーツや大切にしているものがそのイマジネーションの源泉になっています。

ツモリチサトブランドのインスピレーションは、津森デザイナーが見た景色が主なものになっているようで、毎期デザイナーが旅をした異なる地域の印象を、津森デザイナーらしく創り上げています。時にはアフリカ、時にはギリシャ、時にはアジア、など、そのコレクションを見ただけで、様々な国や文化を彷彿とさせ、それをさらにモダンに、彼女風に完成させていました。

着こなすのが難しそうなファッションですが、一度着てみるとその美しさとその個性的なファッションに虜になってしまい、何着か気に入って着ている時期もありました。

そんなツモリチサトが事業クローズをするとのことで、とても残念です。

デザイナーとしては引き続き活動されていくそうなので、

今後の益々のご活躍を期待しています!

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