日々、ドイツ語の諺を取り上げています。
今回も、動物が出てくる諺を取り上げていきます。どんな動物が出てくるのか、注目してみましょう。
目次
Mit Kanonen auf Spatzen schießen.
- 直訳:大砲で雀を撃ち落とす
- 意味:小さな事を処理するのに大掛かりな方法を使う。
日々の生活で小さな事を大げさに扱って対応するような事はたまに出てくるので、そういう時にさっと言葉が出てきたらいいですね。
Die Katze im Sack kaufen.
• 直訳:袋に入った猫を買う
• 意味:中身をよく確かめないで物を買う。
内容を知らないで引き受けるという意味もあります。
Mein Name ist Hase.
• 直訳:私の名は兎です。
• 意味:私は何も知りません。責任はありません。
なぜウサギが?と思う人もいるかと思いますが、これはハーゼという名前のハーゼさん(ドイツ語でウサギという意味)という人が、何かの件で法廷で問われた際に、”mein Name ist Hase, ich weiss von nichts” (「私の名はハーゼ、何も知りません〜」)と言ったことに由来します。
aus einer Mücke einen Elefanten machen.
• 直訳:蚊から象を作る。
• 意味:針小棒大
何でも大げさに話す人はいると思いますが、ドイツではそういう人の事を「蚊から象を作る」という諺で表現します。蚊から象って飛躍していて想像がつきづらいですが、表現を覚えていくと便利ですね。
Das Hasenpanier ergreifen.
• 直訳:兎の尻尾を握る
• 意味:ずらかる、ウサギのごとく走り去る
諸説ありますが、ウサギの白い尻尾は逃げるときによく見えることから生まれた言葉のようです。
ドイツの雑誌や新聞の記事には、諺を取り入れたタイトルで始まるものもたくさんあるので、諺を知っておくととても役に立ちます。
引き続き、ドイツの諺を取り上げていきます。