グアダルメディナ川の河口にあたるマラガは港湾として繁栄している都市であり、またコスタ・デル・ソル(Costa del sol)の玄関口としてリゾート地の雰囲気も漂わせています。
街の頂上から街を見下ろすと、港町であると同時に、はるか遠くまでマラガの街が繁栄しているのがとてもよくわかります。
かつてはフェニキア人によって築かれ、その後ローマやイスラム教によって支配されたキリスト教とイスラム文化が融合する街には、歴史的な建造物も多くあります。
また一方でスペインの代表的な画家パブロ・ピカソが生まれ育った街としても名高く、ピカソ美術館も観光スポットの一つになっています。
今回は、そんなアンダルシア地方とコスタ・デル・ソルの中間に位置するマラガの観光スポットをご紹介します♩
目次
マラガへの行き方
マラガは陸からも空からもアクセスが良く、電車ではマドリッドから3時間弱、セビーリャから2時間、コルドバからは約1時間程度で来ることができます。マラガ空港はアンダルシアの玄関口としても有名で、ヨーロッパの主要な都市からの便が出入りしています。
また、バスでもマドリッド、セビーリャ、グラナダなどに行くことができます。
旧市街
旧市街には、カテドラル、マラガ大学、ローマ遺跡、ピカソの生家、ピカソ美術館などたくさんの歴史的な建物があります。
街を歩いていても、可愛らしい古いアパートに挟まれた小道と東西南北どこを見てもひょっこり現れる教会や美しい建物に、ワクワクしてしまうこと間違いなしです。
ナンテコトナイ広場も、なんだか映画に出てきそうな雰囲気の場所ばかりです。
カテドラル
カテドラルは16世紀に工事が始まったものの未完成のまま時が過ぎ、18世紀に終わったようです。そのため、ゴシック様式、ルネッサンス様式やバロック様式などが混ざり合った建築になっているそうです。
このカテドラル、とにかく大きくて見上げてしまいます。
もちろん写真にも収まりきれないのですが、パノラマでパチリと撮ってみました。
カテドラルの目の前にはカラフルなエピスコパル宮殿もありました。色使いがスペインらしくオレンジ色と赤で元気が出る美しいバロック様式の建物です。
ピカソの生家
スペインを代表する画家パブロ・ピカソはマラガ出身です。ピカソは、1881年にこのマラガで生まれ、10歳までマラガで育ちます。
ピカソの生家は、ピカソ美術館をまっすぐ行ったところにあるメルセー広場の角っこの向かいにあります。
このメルセー広場はピカソが幼少時代によく遊んでいた場所で、広場の鳩を懐かしく思う気持ちから、娘にパロマ(鳩)と名付けたと言われています。
ピカソが描く鳩の絵は街中でもお土産やさんでよく見かけます。エコバッグやコップなどのデザインにされていて、シンプルでとても柔らかい可愛らしい柄でした。
お土産にも良いかもです。
ピカソ美術館
ピカソ美術館はカテドラルから道を入ってすぐのところにある茶褐色の建物です。
入場料は7ユーロ(2019年現在)、あまり並ぶこともなく入り口で買って入ることができました。
中はスペインおきまりの美しいパティオがあり、ホッとする空間を作り出しています。
ピカソ美術館には約200点が展示され、様々な種類のピカソの絵を堪能することができます。
また、夏の暑い日差しの中での観光は辛い時もあるので、途中途中で美術館などを挟むとクールダウンとなってちょうどいいですね。
ショッピング通り
ピカソ美術館やカテドラルから歩いていける距離にCentro(チェントロ)という街の中心街があります。
両脇に建物があり、歩行者天国のようなアーケード街となっているところにはたくさんのショップが入っています。
ZaraやZara home、Massimo Duttiなどスペイン初のブランドショップは品揃えも良く、ローカルプライスで買うことができるので、ぜひチェックしてみるのをオススメします。
大通りに出てみると馬車もありました^^
この噴水の下が駐車場になっているので車で来た人はここを利用するのが便利です。
ヒブラルファロ城とマラガのパラドールホテル
マラガに来たらヒブラルファロ城に登ってみようという方も多いと思います。ヒブラルファロ城は美しい眺めが有名な古城で、マラガの街から歩いて登ることができます。
ヒブラルファロ城に登ろうという方は、ぜひその隣のパラドールホテルも覗いてみることをオススメします。
マラガにある古城ヒブラルファロ城のすぐ隣には、パラドールホテルがあり、お昼や夜にはテラス席で食事やドリンクを楽しむこともできます。
このホテルのメリットはなんといってもその絶景。マラガの街並みや地中海を一望できる場所にあり、その立地の素晴らしさがとても有名なホテルです。
美しい石造りの建物も歴史を感じさせる造りになっていて、お部屋のバルコニーからも旧市街を含むマラガ市内や遠くの山々、美しい海岸線などを一望することができます。
夕暮れ時には、テラス席からマラガの山の向こうに夕日が沈むのを見ることができます。オレンジ色に染まった美しい空・・マラガに来たら、ここに泊まってみるのももちろんオススメです!
マラガのパラドールについて詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめてあります↓
マラガ近郊の街
セビリア
マラガからセビリアは電車で2時間くらいで行くことができます。アンダルシアの観光はマラガから始めようかセビリアから始めようかと考える人が多いくらい、アンダルシア観光のキーとなっている2拠点は、多くの人は一度に周遊することが多いと思います。
セビリアの街もスペイン広場やカテドラルに代表されるようなダイナミックな建物がとても美しい街です。
詳しくは以下の記事にまとめてあります↓
コルドバ
メスキータで有名なコルドバは、アンダルシアに来たら避けては通れない超有名な観光名所。イスラム文化とキリスト教の融合を代表するその歴史的な建物は、訪れる観光客を魅了します。
その場を離れるのが惜しいくらいの壮大で豪華な世界遺産です。
詳細は以下の記事にまとめてありますのでご覧ください↓
カルモナ
カルモナはセビリアとコルドバの間にある街で、セビリアから車で約40分くらいのところにあります。
カルモナの魅力は、タイムトリップしたかのような白い街並みとその高台に建てられた美しいパラドールホテル、そしてカルモナの街周辺に広がる広大なひまわり畑です。
日程の関係で省かれてしまうこともある観光地ですが、日本では見られない規模の大平野と訪れた人だけがわかる心地の良い風景が魅力です。
以下の記事にまとめてあるので、ご参考に↓
ロンダ
セビリアから南下して地中海に行く際にぜひとも立ち寄って欲しいのが、絶景の街ロンダ。断崖絶壁の崖の上に建てられた家やヌエボ橋など、自然が織りなす地形というのを堪能することができます。
絶景の写真とともに、以下の記事にまとめています↓
まとめ
地中海沿岸の街マラガはいかがでしたか?マラガはそのアクセスの良さから多くの人が立ち寄る街であり、また観光からショッピングまで幅広いチョイスがあるのもマラガの街の魅力です。
特にヒブラルファロ城やパラドールホテルからのマラガの街の一望スポットはオススメ中のオススメ。
ぜひ港町の開けた空気感を感じてみてくださいな。
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