ヴィースバーデンはタウヌス丘陵の麓にある高級保養地。エレガントな邸宅が並ぶ高級住宅地や、温泉やカジノ、クアハウスに代表される保養地として有名な町です。
実はヘッセン州の州都でもあります。(フランクフルトは経済の中心地ですが、州都ではないんですね。)
街の中に足を踏み入れると、パリを彷彿とさせるような建物の美しさにワクワクします。ゲーテーやワーグナーなども訪れたと言われる保養地だけあって、街の雰囲気もとてものんびりとしていてそれでいて上品。
フランクフルトに来たのなら、ついでに寄って行きたい隣町です。
今回はそんなヴィースバーデンで忘れずに訪れたい観光スポットをご紹介します!
目次
ヴィースバーデンへの行き方
フランクフルトからSバーンで45分。
凛としたクーアハウスとヘッセン州立劇場(Kurhaus)
ヴィースバーデン駅からヴィルヘルム通りをまっすぐ歩いていくと、右手にクアハウスが見えます。クアハウスにはカジノも併設されています。
右手には1902年に建てられたロココ様式の美しいロビーのヘッセン州立劇場があります。ここでオペラやバレエなどが鑑賞できます。
他の都市でのオペラ鑑賞についての記事はこちら↓
オペラ本場ドイツでオペラ鑑賞。古都アーヘンでロミオとジュリエットを堪能
アートなレストランLambertusでランチ
このクアハウスの中には、とても素敵な老舗のLambertusというレストランがあります。
これまでKäfer‘sという名前のレストランだったのですが、現在はLambertusという名前になっています。
内装がとても芸術的で、壁に数え切れないくらいの美しい絵画や写真が飾られ、それが焦げ茶色の壁にマッチして貴族の館のような印象をかもし出しています。
こんなところでランチできるなんてタイムスリップしたかのようです。
レストランはこちら → 🌷
街中に湧き出る温泉コッホブルンネン(Kochbrunnen)
クーアハウスから歩いて10分くらい行った広場に、 湧き出る温泉があり、広場に着くとすぐに可愛らしいオブジェのようなところから熱いお湯が出ているのがわかります。15年前に訪れた時からも変わらぬ景色。溜まっているお湯なら少しぬるくなっているので、触ってみても大丈夫です。
その後ろには、飲泉用のコッホブルンエンがあります。ただ手ですくって飲むには熱いので、紙コップやペットボトルなどがあると良いでしょう。
カイザー・フリードリヒ温泉(Kaiser Friedrich Therme)
温泉街ヴィースバーデンにはカイザー・フリードリヒ・テルメという美しい温泉があり、中に入ることができます。1913年にユーゲントスティール様式で建てられたもので、内装も愛らしさと品が組み合わさって、とてもゴージャス。
テルマエロマエの映画の時代感を彷彿とさせる建築です。
ちなみにドイツの温泉は、混浴でも残念ながら水着は着用不可です・・。
自分でバスタオルやバスローブ、サンダルなども持ち込み、館内を歩く時はそれらを着てウロウロしますが、中は基本的には水着は着れないので、不慣れな方は無理せず外観を楽しむくらいでもいいかもしれませんね。
マルクト教会 (Marktkirche)とリング教会
市内には市庁舎と州議会の目の前に、マルクト教会があります。
マルクト教会は、98メートルの高さがありヴィースバーデンで最も高い建物と言われ、尖塔がシャープでとても美しい建物です。レンガ造りの赤茶色もコクがあり美しく、焼成粘土で作られた繊細な彫刻も魅力的です。
リング教会は、その形がとても独特で魅力あるプロテスタントの教会です。街の中心から西へ15分くらい行ったところにあり、あまり知られていませんが、どこから写真をとるかでだいぶ印象が変わる不思議な外観をしています。
1892年頃に建てられた新ロマン主義建築の建築です。
ネロベルグ登山鉄道(Nerobergbahn)
あまり知られていないながら、とてもお勧めなのが、このネロベルク登山鉄道!鉄道と言ってもトロッコのような小さな電車ですが、水力で動く鉄道で、1888年から開業しているそうです。
鉄道乗り場まで着き、切符を買って乗ると、丘の上を鉄道がぐんぐん進んでいきます。
到着すると、目の前にはワイン畑が広がる素晴らしい眺めが待っています。
ワイン畑と美しい家を眺めた後は、少し散歩してみるのも楽しいです。
少し奥に行くとロシア正教会の建物もあります。
また、市内からネロベルク登山鉄道の乗り場まで行く間、公園と住宅地の間の道を通っていくのですが(バスがおすすめ)、その住宅地が素晴らしい大豪邸で埋め尽くされています。
どの家も大使館のような豪邸で、とてもゴージャスです。ここも見逃せないプチポイントですね。
終わりに
ヴィースバーデンの魅力は言葉では表現できないようなその空気感にあります。保養地ならではの穏やかな空気感を触れに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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