スペイン旅行でどんなホテルに泊まれば良いか悩んでいる方にぴったりの特集です。
スペイン旅行では、行き先はどこであれ、パラドールホテルがオススメです!
パラドールってたまに聞くけど一体どんなところなの?という方に、今回はパラドールについてご説明します!
パラドールとは?
パラドールとはスペインにある国営のホテル運営組織で、各都市の古城や貴族の館、修道院、市庁舎や歴史的建造物を改修して提供されているため、ロケーションもよい建物が多く、パティオが備え付けてあったり、ゆったりとしたレストランやテラス席があったりと、建物の空間も広々としたものが多くあります。また、国が推進しているだけあり程度のサービスの質が期待できます。
パラドールとは普通の人が気軽に泊まれるホテル施設
パラドールとはホテルです。特別な属性がないと泊まれないホテルではなく、通常のホテルと同じように観光客に宿泊施設を提供しています。
パラドールは古城を改修したもの
パラドールはかつて古城であったものや、貴族の館、市庁舎などの建物や利用しなくなった歴史的な建造物を改修して作られたホテルです。
各場所のホテルによってそれぞれ元の建物が何であったかは異なりますが、どこもそれなりに歴史を感じる建物で風情があります。
ドイツなどでも古城に泊まることが一つの観光名物になっていますが、スペインでもお城に泊まりたい!という方にはぴったりのホテルです。
パラドールは眺めが抜群!
古城や貴族の館などを改修している建物が多いので、立地の良さはお墨付きです。日本と同様、ヨーロッパでも、昔のお城などは身を守るために見晴らしの良さを求めて高台に建てられましたが、それゆえに見晴らしは抜群。
単に視界が開けた土地、というわけでもなく、さらには、多くの土地で美しい景色が目の前に広がっているため、絶景を堪能することができます。
お部屋からも朝食のレストランからもテラス席からも、その美しい眺望はパラドールに泊まる醍醐味の一つです。
パラドールは国が運営しています
パラドールはスペイン政府によって運営されています。
ウィキペディアによると、パラドールは1928年に組織化され本社はマドリッド。現在は株式会社化され国を株主として、2017年時点で4000人の従業員を抱えているようです。
最初のパラドールは、1928年、国王アルフォンソ13世の時代にマドリード近郊に “Parador de Gredos” が建てられたことから始まったようです。
スペイン政府が運営しているホテルであれば、スペイン観光に力を入れる理由は他の誰よりもあるため、それなりに良いサービスが期待できそうですね。
実際いくつかのホテルを滞在してみた感想としても、どこの街のホテルもそれなりの高クオリティのサービスが提供されているので安心し利用できました。
ウェブサイトはこちら:
パラドールはスペイン全土に100近くある
スペイン政府が運営しているホテルチェーンなのですが、全国的に展開しているため、スペイン全土にパラドールホテルがあります。その数およそ100程度。
スペインのどこに行ってもパラドールホテルに滞在することができます。
パラドール立地の地図を見ると、こんなにあります↓
バスク地方や北スペインにも多いですね。
パラドールブランドが可愛い
国が運営している組織なので、お部屋のアメニティグッズや、レストランで使われている食器やナプキン、パンにつけるジャムまで、様々なところにパラドールの王冠のロゴを見ることができます。
特にお部屋のアメニティはどの街でも同じものが提供されるので安心です。ボディクリームは特に肌がサラサラになりオススメです。
4つ星以上が多い
ホテルチェーンにつけられる評価として星がありますが、ほとんどのパラドールホテルに置いて星4つ以上がつけられています。
スペインに置いては5つでも良いのではないかと思われるような場所もありますが、大手ホテルチェーンに代表されるような超高級ラグジュアリーホテルよりかは、地域の特性を最大限に生かした超高級民宿のような雰囲気があります。
価格が安め
かつてはお城であり、今はラグジュアリーホテルで立地も良く、絶景を楽しめるのであれば、それはそれは高いのだろうと思いそうですが、お値段が比較的良心的なのもこのパラドールの魅力です。
ほとんどの街でスタンダードルームが150ユーロから200ユーロ程度。スーペリアルームではもう少しします。
アルハンブラ宮殿の中にあるパラドールは350ユーロ程度はしました。
地域特性が強い
多くのパラドールは都会よりもちょっと離れた田舎にあります。またマドリッドやバルセロナという街ではなく、なかなか行きづらいような都市にあります。
パラドールに泊まりにくる観光客を増やすことによって地域活性化を図る側面もあるようです。
実際に、何もなくてもパラドールにだけ泊まりに行きたい・・と思わせるようなパラドールもたくさんあります!
画家が有名な都市では、パラドール内に画家の絵画(のコピー)をたくさん飾ったり、またパラドール内に併設されたレストランでは地域の名産が食べられたりします。
地域の魅力をたっぷりとプレゼンテーションするような場所になっているので、訪れる人もその地域の雰囲気を即座に感じ取ることができるようになっています。
プールが併設
多くのパラドールは田舎に造られているため場所もたっぷりとあり、そのためわりと大き目のプールなどが併設されていたりします。
夏の暑い日は観光を終えたらプールで一度体を冷やすなどしたい場合にはぴったりです。
また、プールサイドからの眺めもまた抜群で、ゆっくり気持ち良い1日を過ごすことができます。
泊まっているだけで観光している気分になれる
実際に滞在してみた感じることは、やはり、「泊まっているだけでその地域を観光した気になれる」ということです。
ほとんどのパラドールは立地が良く、例えばマラガではヒブラルファロ城の隣に建てられているため街全体と地中海沿岸が高台から望めたり、ロンダではヌエボ橋のすぐ横、まさに崖の上に建てられているため、窓を開けた瞬間に崖を見ることができます。
また、立地や絶景も大きく関係していますが、パラドールのホテルが感じさせてくれるその地域の特性もとても風情があるものです。
通常は観光するのにホテルを出て行かないといけないことが多いと思いますが、パラドールは「ホテル内から観光ができる」という点が本当に素晴らしいです♡
以下は、実際に泊まってみたパラドールの様子をご紹介している記事です↓
実際に泊まってみたパラドールの様子をご紹介
カルモナのパラドール
カルモナは、他の場所で見ることができない癒しの景色と美しい地平線を見せてくれます。
マラガのパラドール
マラガの良いところをもう一つ発見できた、貴重な滞在です。
ロンダのパラドール
ロンダはこのよく見る崖の上にある、あの建物がパラドールです!!
トレドのパラドール
トレドは滞在せず、テラス席にだけ立ち寄ってみました。それでも満足度十分なトレドの街並みの絶景が楽しめました!
まとめ
スペインのパラドールはいかがでしたか?高クオリティが保障されているだけでなく、立地が良くまた景色も良いパラドールホテルは、そこに滞在するだけで観光している気分になれる、素敵なホテルです。
スペインにきたら、ぜひ利用してみてください。
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