スペイン・バルセロナにあるとっても美しい世界遺産のカタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)は、その美しさからガウディにも匹敵するバルセロナの見所中の見所。
一度足を踏み入れるとその息を呑む美しさに思わず時間を忘れて見とれてしまいます。
1997年にはカタルーニャ音楽堂もサンパウ病院とともに20世紀のスペインのアールヌーボー様式を伝えるものとして世界遺産に登録されました。
今回は、バルセロナが生んだ建築家による豪華絢爛なコンサートホールの見学方法とその魅力をご紹介します!
目次
カタルーニャ音楽堂とは
カタルーニャ音楽堂は19世紀末のアールヌーヴォーの動きの中で生まれた作品です。フランスではアルーヌーヴォーの作品をあらゆるところで見ることができますが、ここスペインでもアルト・ホベン(新しい芸術)=モデルニスモという形で新しい動きがありました。
そんな中、カタルーニャ音楽堂は、アールヌーヴォーを代表する建築家であるリュイス・ドゥメナク・イ・モンタネール(Lluís Domènech i Montaner)によって建設されました。モデルニスモ建築の中でもっとも美しいとされるのがこのモンタネール最高傑作のカタルーニャ音楽堂で、当時はオルフェオ・カタラん合唱団のために作られましたが、現在でもコンサートホールとしてオペラやフラメンコを鑑賞することができます。
また、カタルーニャ音楽堂は内部見学をすることもできますが、実際にフラメンコやコンサートを楽しむことができるコンサートホールでもあり、チケットを購入して鑑賞に訪れることも可能です。
<おまけ>
ちなみに、バルセロナでは、フラメンコは、タブラオというライブハウスでも見ることができます。タブラオでの鑑賞方法やレポは以下の記事でまとめているので、ぜひそちらも参考にしてみてください↓
カタルーニャ音楽堂の内部見学方法
個人で行く
個人で行く場合は、現地の交通機関を使いウルキナオナ駅からから徒歩3分で行くことができます。
ちなみにバルセロナまでのフライトは、スカイスキャナーという料金比較サイトだと格安航空券が見つかるのでおすすめです↓
入場料は18ユーロで、建物内のチケット売り場で買うことができます。週末は多少混みますが思ったほど混んでいないので、当日でも大丈夫だと思います。
現地ツアーに参加する
現地ツアーに参加するのであればVeltra(ベルトラ)というサイトがとても便利です。旅行前に日本から日本語でツアー予約ができ、当日は現地の集合場所へ行くだけです。
こちらのサイトから予約できるので探してみてください↓
カタルーニャ音楽堂の見所
入り口
入り口は煉瓦造りになっていてベランダに見える装飾も豪華。
入り口の側面は割とモダンなガラス張りの作りになっていて、Palau de la Musica Catalanaという文字が入っています。
カフェ
入り口を入るとカフェとは思えない美しいカフェがあります。まるで美術館のよう。
丸いアーチをなんとなく木の幹に見立てて花を咲かせているかのような可愛らしい円柱にもぐっときます。
コンサートの前後にここでお茶をするのも優雅で良いですね。
大階段
まずは2階の客席へ行くために上へ登ってみます。美しいホールへ続く大階段も見所の一つ。
宮殿のような装飾とベビーピンク色の壁にゴールドの装飾が施されています。エメラルドグリーンの絨毯も上品でピンクにも合っていてとても素敵!
気分がぐっと上がります。
上の窓枠もアーチ状になっていますがベランダの形もわずかに曲線を描いているのがわかります。
波打つ曲線がまたとても美しいです。
ベランダ
2階の踊り場からベランダへ出ることができますが、このベランダも絶対に見逃してはいけない見所の一つ。このベランダにある柱は様々なモザイクタイルで装飾されていてそれはそれは美しく可愛らしい遊び心たっぷりのデザインなのです。
同じデザインでもちょっと色を外したり、あえて規則性を出してないところがまた上手です。
ベランダへ続くホールはシンプルで、宗教的な雰囲気を感じさせます。
そして豪華すぎる内部!
そしてホールに入るとそこには一面に豪華な光景を見ることができます。
この模様と色使い、アーチ状の柱に美しい装飾たち。
そしてこのダイナミックなステンドグラスの美しいこと。
このステンドグラスは太陽を象徴としているそうです。オレンジ色の光が放たれている様子をモチーフになっています。
アーチ状の柱の間にある装飾は孔雀の羽のような豪華な模様に先ほどのカフェについていたバラのようなお花がポンポンとつけられています。
合間につけられているシャンデリアもよく見ると繊細な飾りの証明になっていてアールヌーヴォー様式を感じ取ることができます。
座席は赤茶色で統一されていて、上品なコンサートホールです。
1階からの眺め
音楽堂は1階からの見学も可能になっていて、2階席から見終わったら1階に移ります。
一回からは真正面に大きなパイプオルガンと音楽堂の講堂が見ることができ、真上にはまさに天井のステンドグラスが大きく広がって見えます。
まさに太陽の象徴を感じ取ることができる空間です。
1階も2階もどちらも美しい景色で選びがたいです。コンサートを実際に見る時も、舞台半ばで建物の装飾を見るためにキョロキョロしてしまいそうです。
まとめ
豪華絢爛なカタルーニャ音楽堂はいかがでしたか?バルセロナといえばガウディの名前が最初に上がってきてしまいがちですが、ガウディに劣らず本当に素晴らしい作品であるカタルーニャ音楽堂は、バルセロナに行く人には絶対に見て欲しい観光スポットの一つです。
スペインのアールヌーボーの豪華な美しさを見に訪れてみてはいかがでしょうか。
スポンサーリンク