アンダルシアにあるロンダという街は、断崖絶壁の崖の上に建てられたそれはそれはフォトジェニックな街です。
大自然が作り出した大規模な崖のインパクトはとても強く、一度訪れたら二度と忘れないくらい記憶に強く刻まれるほど。
崖は、ロンダ山地を流れるグアダレビン川の浸食によってつくられ、その渓谷の上の部分に建てられた街がロンダです。
とにかく大きな大きな崖が大平原に突如現れ、そこの上に街が立っている様子は、何度見ても見飽きません。
今回はそんなロンダの絶景オススメスポットをご紹介します。
街のシンボルのヌエボ橋
新市街と旧市街が谷によって分かれていますが、谷にはヌエボ橋という橋が架けられ、有名な観光名所になっています。
ヌエボ橋からは渓谷が奥深くまで見えますが、思わず足がすくんでしまうほど底は深く続いています。
ロンダに着いたらまずは街の中心である橋に向かうと良いでしょう。
絶景が見られるスポット
橋から
ヌエボ橋には柵がかかっていますが、その柵からも十分谷底や渓谷の様子を見ることができます。
また、パラドールの反対側はちょうど低めの手すりになっていて、そこから写真を撮ることができます。ほぼ90度に絶壁になっている崖のギリギリのところに建てられたパラドールは圧巻です。
谷底は夏ということもあり水が少しある程度です。
パラドールの下の方まで、パノラマで撮ってみると底が深いことがよくわかります。
ヌエボ橋の横には展望台テラスがあり、観光客の撮影場所となっているので、ロンダを訪れたらまずはそこに行ってみるのが良いでしょう。
展望台テラスからの眺めは以下のように断崖絶壁の崖ギリギリに家が所狭しと建てられているのがわかります。ベランダからうっかり物を落としたらアウトですね・・
パラドールから
ロンダの風景として写真に収まることが多いパラドールですが、パラドールからの眺めも見応えがあります。
お部屋からは、大きな崖の上に建てられた家からの様子を感じ取ることができ、また対面の崖の家々や橋を見ることもできます。
夜中には、橋が美しくライトアップされた様子を見ることもできるので、外に出ずとも観光を楽しめるベストポジションです。
パラドールについては以下の記事でご紹介しています↓
泊まるのがベストですが、泊まることができない人も、パラドールの地上階にある景色の良いカフェでお茶だけでもしていくことをお勧めします。
パラドールに関しては、カルモナのパラドールの記事もご参照↓
アラメダタホ公園から
パラドールから歩いて数分のところにある公園は、市民の憩いの場となっているとともに観光スポットにもなっています。
180度広がる視界には見所がたくさん!
崖から突き出た展望台からは、はるか遠くの山脈や崖の上に建てられたパラドールや旧市街を見ることができ、たくさんの観光客で賑わいます。
緑多い公園にはお花が咲いていてゆっくりお散歩も心地よいです。
ライトアップ
昼のロンダもダイナミックですが、夜のライトアップされた渓谷もとても美しく観光名所になっています。
ライトアップは、パラドールホテル側から橋に向かってされていて橋が煌々と照らされています。
パラドールを背景にした展望テラスからの景色は、間接照明が生かされていてとても美しいです。
夜のロンダは割と静かで治安もそこまで悪くない印象でした。ちょっとしたお散歩には最適です。
渓谷の下から
見応えがあるのは崖の上からだけではありません。崖の下にも降りていくことができ、横から大平原にボンっと垂直に立っている力強い崖を見ることもできます。
崖の下には、車で行くのが便利です。歩いて渓谷を訪れる人もいますが、渓谷の中に入るのではなく崖を横から見たいというのであれば、車道の方が良いでしょう。
旧市街の方から降りていく道があるのですが、途中坂道を下り、砂利道のような小道になりますが、崖の近くまで来ると、と目の前にはロンダの街の全景が下から見ることができます。
断面図のようですね。崖の大きさに比べると橋さえ小ぶりに見えます。そしてあのパラドールがあんなにも崖っぷちの危なっかしいところに建っているとは・・
崖の終わりの方は面白いことにストンと垂直に終わっています。
帰りは、来た小道を帰ることもできますし、そのまま道沿いに車を走らせて高速に出ることもできます。
闘牛場
アンダルシアのおみやげ屋さんでは牛の絵が描かれたTシャツやおみやげ品がたくさん売っていますが、スペインといえば闘牛、さらにロンダといえば闘牛場が有名です。
スペインらしい真っ白な壁の闘牛場の前には牛のオブジェがあります。その奥がチケット売り場です。
闘牛場は中に入ることができ、自由に散策できます。闘牛場のベンチの奥は展示場が続いていて、ロンダの街や闘牛場の歴史を見ることができます。
闘牛場に来たら、国籍問わず皆闘牛士のポーズをして写真を撮っています。中には牛になりすます人も・・恥は捨てましょう。
そして闘牛士のポーズをかっこよく取るには体幹が大事だということもわかりましたっ。
まとめ
断崖絶壁の街ロンダはいかがでしたか?こじんまりとした街ですが、その壮大な崖と大平原の景色があるだけで見所十分な街です。
アンダルシアに来たら、絶対に外せない観光スポットの一つと言えます。
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