スペインはスリがたくさんいます。フランスやイタリアにもスリ被害はたくさんいますが、スペインのスリは中でもとても巧みで、マジシャンのように貴重品を取っていくことで有名です。
どんなにヨーロッパ生活が長くて慣れている人でも、そして現地にいるスペイン人でも、スリ被害にあう可能性は十分にあります。
今回はスペインでのスリに合わないようにするためにはどうしたらよいか、についてです。
目次
スリ対策に効果的な格好
スリというのは気を取られた一瞬の隙を狙ってくるので、貴重品は体の前方に置いておくのがベストです。バッグがお尻のところに来るポシェットはとても危険です。
また、肩掛けバッグも、視界から見えない後ろを狙って手を入れられたりチャックを開けられたりしてしまうので、なるべく避けたほうが良いでしょう。
スリ対策にはやはり首から下げるこのような貴重品入れが一番効果的です↓
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スリの手口を知る
スリの手口は一つではなく、実に様々です。以下のような手口があります。
物売りスリ
観光客にお花やお土産物などを売りつけようとして無理やり手渡す際に、カバンやポケットから財布を盗む方法です。無理やり押し付けてくる人はとにかく離れることが大事です。
注意を逸らすスリ
二人がかりや複数人による連携プレーですが、一人が観光客に話しかけ、気をそらしている間にもう一人がする方法です。誰か知らない人に話しかけられた場合は、必ず貴重品を確認しましょう。
目隠しスリ
新聞や雑誌などやジャケットを持って手元を隠し、観光客のカバンから貴重品を抜き取るスリです。手元が見えないので不自然に思われず、見つけづらいスリですが、普段からバッグは脇の下に硬くチャックを閉めてかかえておくようにしましょう。
押してくるスリ
ガウディ建築下や観光客が多いところや長蛇の列では、人の多さでぎゅうぎゅうしています。そこを逆手にとって、スリが複数で観光客を前・後ろ・横から押してきて、よろけたところでもう一人のスリがバッグやポケットから抜き取るという方法です。ぎゅうぎゅう通されることで手も自由にならないので、一瞬の出来事ですが確認することがなかなかできず、また危険でもあります。人の多いところにはなるべく行かないようにしましょう。
ケチャップをかけてくるスリ
最近欧州で多いスリですが、ケチャップやマヨネーズなどを観光客の服につけ、汚れが付いていますよと話しかけ、気をそらした隙に抜き取るということ手口です。衣服に汚れが付いていると言われても、ホテルに戻ってから確認することとし、まずは貴重品の確認をしましょう。
車からの置き引き
鍵を閉めたはずの車なのに、貴重品を置いておくとなぜか抜き取られていることがあります。たとえ、一瞬車を止めて写真を撮るだけだとしても、その一瞬の隙をスリは狙ってきます。鍵を閉めたとしても、絶対に車の中には貴重品は置かないようにしましょう。
実際にスリにあってしまったら
実際にスリにあってしまったら、まずは早急にクレジットカードのブロックをし、その後現地の警察に出向いて被害届を出しましょう。
この被害届レポートは、カードやパスポート類の再発行時に様々な所で役立つので必ずコピーをもらってください。
テネリフェ島でスリにあった場合の対処法は以下です↓
まとめ
スリには様々な手口があり、実に巧妙でいつの間に取られたのか本当にわからないくらいです。一番いいのは、取られることを前提で貴重品を持ち歩かない、ということです。最低限のクレジットカードと少額の現金のみで、大事なものは観光スポットには持って行かないようにしましょう。
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