ドイツには社会人学習のためのコースがあります。
職業訓練学校や専門学校を経て職につくドイツ人は、小さい時から専門への道で訓練を積んできているので、日本や他の外国に比べて他業種への転職というのは少ないかもしれません。
しかし、社会人になってからも学び続けたい、ある程度の専門知識を得たり、手に職をつけたいという人は、万人向けの社会人コースというのがあります。
今回はIHKとVHSの二つをの概要をご紹介したいと思います!
授業はドイツ語で行われる
ドイツでは基本的にコースはドイツ語で行われます。そのため、コースを受けて理解できる程度のドイツ語力が必要になってきます。
会計や簿記など数字がメインになっている科目であればドイツ語力が低くでもなんとかしのげるかもしれませんが、法律用語が絡んでくるような授業であればさらに高いドイツ語力が必要になってきます。
求められるドイツ語力はコースによって異なりますが、中級くらいのレベルはあると良いでしょう。
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特に、授業は最初聞くことから始めるため、授業についていけるだけの聞き取りがあることがベースになります。
商工会議所のコースIHK / Industrie und Handelskammer
IHKとは、Idustrie und Handelskammerの略で、商工会議所のことです。
日本で商工会議所を利用する機会はあまりないかもしれませんが、ドイツでは、商工会議所がアレンジしている資格やコースというのがたくさんあります。
商工会議所は各都市にあるので、自分が住んでいる都市の商工会議所のウェブサイトで、どのようなコースが提供されているのかを確認すると良いでしょう。
コースのほとんどはドイツ語で行われますが、通訳・翻訳の資格や簿記、不動産、保険業などの資格取得も可能で、将来的にキャリアアップやキャリアシフトを目指す人にはおおいに利用価値があるコースです。
夜間コース VHS / Volkshochschule
他の外国語を学びたい、ちょっとしたお稽古事を学びたいというのであればVHSがオススメです。VHSは、Volkshochschule略語で、基本的には万人向けのコースなので、教えるスピードがゆったりとしていて、宿題がたくさん出るわけでもないので、社会人でもストレスなく続けることができます。
ただ、コースによっては教えるのがゆっくりすぎるという声もちらほらと聞こえ、ある程度できる人が初級クラスなどに入ってしまうと簡単すぎてつまらなくなってしまうということもあるようです。
自分のレベルよりも少し難しめのコースをトライしても良いかもしれません。
まとめ
IHKとVHSは、日本人や留学生も気軽に受講することができるコースですので、ブラッシュアップをしたい人にはオススメです。
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