前回、アフリカの躍進ということで、リープフロッグ現象を巻き起こしているくらいIT立国としてのアフリカに今注目がいっているという話をしましたが、今回は、野生感あふれるアフリカの話です。
前回の記事はこちらです↓
さて今回。
バッタを倒しにアフリカへという本を読みました。
バッタ、そんな好きではないなあ・・・と思いながら読んだのは、スイスアルプスの山の上の方にバッタがたくさんいたのを見たのがきっかけ。スイスのローザンヌから東に少し行ったNendazという街からロープウェイでアルプスの山に登ることができるのですが、Dent de NendazというMont Fortまでの中継地点に、美しいハイキングコースと湖があり、そこにたくさんのバッタがいました。
こんなに元気なバッタ見たのは久しぶりだなあと思うくらい、鮮やかな緑色のバッタがアルプスの山の上にある湖のほとりにたくさんいて、皆でぴょんぴょん飛び跳ねていました。
あまりにもたくさんいる姿に、バッタってこんなアルプスの美しい水と空気を必要としていたのかな?山の上だと公害や騒音もなくて元気に走り回れるのかな?などと、しばしバッタの気持ちになって考えたりする機会がありました。
好きではないバッタについて人生の数分を割いて思いを寄せてみました。
そして今回もっと時間を割くことに。
「バッタ」と名のつく数少ないこの本を手に取った次第です。
アフリカにバッタがいるのかあ・・というところから始め、
バッタを研究しているバッタアレルギー(!)の著書が
バッタの大群によるバッタ被害を食い止めるために
単身で西アフリカのモーリタニアという国へいくお話です。
モーリタニアは西サハラの南、セネガルの北に位置するイスラム教の国です。
実はこの本、バッタを主人公にしながら、あまりバッタの生態については詳細を書いておらず(笑)、バッタを追いかける自分の孤軍奮闘ぶりや仕事への向き合い方、異文化への理解やアフリカ生活に関する情報が至る所に散りばめられていて、バッタ素人にもとても面白いのです。
文章も軽快でユーモア満載。すらすら読めます。
異文化での生き方や夢に向かってまっすぐ進む姿勢、仕事における迷いや葛藤などもとても共感できる内容です。
バッタについてばかり書いてたら、どこかでパタンと本を閉じていたかもしれませんが、この本は、次のページを楽しみにしてしまうワクワク感さえ感じられました。
またIT立国とは違ったアフリカの一面も見られる興味深い本です。
ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか☆
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